石の種類はとっても豊富!国産、外国産を比較してみよう

石材も少し前に比べると、海外からの輸入も増えて、より一層選択肢が増えていることでしょう。今回は好みの石を見つけるのに役立つ情報を紹介させていただきます。よく、墓地に行きますと、「へぇ~こんな色の墓石があったんだ~」と思うことがありませんか?

そもそも墓石にはふさわしい石があるって意識したことはあるでしょうか?墓石は一日中外の空気にさらされている状態ですから、耐久性はもちろんのこと、雨にも強くないといけませんから吸水性も低くなくてはいけません。基本的に墓石は100年はもつと言われているのです。

その墓石も日本、中国、インド、ヨーロッパにお墓に相応しい石材があり、現在ではどの国の石も比較的注文しやすいです。こうして海外の石材が本格的に輸入されるようになったのは、まだ数十年前のことだったのです。

【日本産】
最高級の御影石ならばやはり国産。ほぼ真っ黒な色から青みがかった色、緑がかった色、赤みのある色、黒や赤などの模様があったり、色々な石があります。しかも耐久性にしても吸水性にしても、どの国の石材よりも墓石に相応しい高品質な石材です。現在は価格の安い中国産でオーダーする家庭が多いですが、価格も最高級品でも国産御影石は質も一流なのです。高いですが、品質も最高級品を求めるならば、やはり国産しかありません。

【インド産】
やや種類は少ないですが、最高級の御影石や、赤黒い石などもあり、石材としても色艶もあり硬いのが特徴です。

【中国産】
中国産と聞くといいイメージをもたれないのですが、確かに中国産は日本産の石材に比べるとかなり価格差があります。しかし、まともな信用できる石材店や墓石のオーダーを取り扱っている霊園であれば、質の悪い石は採用しませんし、偽装問題にも注意を払うでしょう。

価格は安いのですが、高級感もあり、真っ黒な御影石の他にも茶系の石など種類も豊富です。

また、あまり知られていないかもしれませんが、価格が安いためか、オーダーしているほとんどの墓石の石材は中国産といっていいくらい、多くの墓石で使われています。

墓石をオーダーした方ならわかりますが、ちゃんと発注時にはカタログで石材を選ぶ際にも中国産と表記されています。ほとんどの方はやはり安いから中国産を選択しているのです。

【ヨーロッパ産】
あまり馴染みがないかもしれませんが、ヨーロッパでも輸入されています。といっても目にするのはノルウエーなどの北欧中心の石材です。国産には劣るかもしれませんが、硬度も高くて艶もありますので、墓石の石材としては問題ありません。種類は少ないですが、もし墓石を依頼する石材店や霊園がヨーロッパ産の石材を取り扱っていたら詳しく聞いてみるといいでしょう。

お参りの度に何気なく見ている墓石もどこの国の石材だったとしても実は凄い高品質だったんだとおわかりいただけたでしょうか?お墓をオーダーしていても、なかなかそこまで深く考えることもないと思います。そしてその中でもやはり国産の石材は最高品質だということがわかりましたね。