耐震・免震墓石で安心!地震大国日本ならではの最新地震対策

2011年に起きた、3.11の大地震のことをどれだけ覚えているでしょうか。犠牲者が出た地域以外のことは、あまり知られていないかもしれませんが、お墓の被害についても取り上げられていたことがありました。それをきっかけに墓石にも地震対策を考えるようになってきていますし、所有者の意識も少しずつ変わってきています。今回は地震対策として現在のお墓の耐震・免震最新情報を紹介させていただきます。是非、他人事とは思わずに、今後ご自身の身に降りかかることかもしれないと頭の片隅に入れてみてください。

3.11の時には、お墓も大ダメージを受けました、昔ながらのお寺にある和型のお墓のほとんどが損壊してしまったのです。この後そのお寺および、お墓の所有者にとっては大きな負担が待っていたことと思います。ご先祖様もつらい想いをしているかもしれません。

できることならば損壊は免れたいでしょう。今も地震はよく発生していますから、どの地域に住んでいても可能性は低くはないですね。一昔前の時代なら考えなくてもよかったことかもしれませんが、今後は検討する必要はあるでしょう。

【地震対策1 お墓も耐震工事】
金額はそれなりにかかりますが、傾きや倒壊を避けることができる可能性は一番高いでしょう。基礎工事から、墓石にボルトを入れて何重にも補強してくれます。

他にもお墓を造る際に、墓石の中心に芯のように中に1本太いネジを入れていれられる方法もあります。まるで家を建てるかのように頑丈にしてくれます。

【地震対策2 耐震用ゲル】
よくパソコンや家具など倒れにくくするためにゲルを敷くのはよく知られていると思いますが、お墓用にもゲルがあります。ただ、パソコンや家具と違って、個人では取り付けることができないので業者に依頼することになりますが、大掛かりな工事ではないので、料金も数万円と一番お手頃かと思います。

ゲル自体は大地震前から存在していたようですが、実際大地震から免れたゲルを使用していた墓石があります。これはお勧めです。

【地震対策3 和型から洋型へ】
特別な工事ではないですが、お墓を建てる際には近年は倒れにくいものも選ばれています。昔からの和型の縦長のものは倒れやすいので、幅が広い洋型を選ぶ方が増えてきています。洋型の方が横に長いので倒れにくいのです。新しい霊園を訪れると昔ながらの縦長のものはほとんど見かけないくらいです。

以上様々な耐震方法を紹介しましたが、参考になりましたか?今も大なり小なり地震はちょこちょこ発生しています。なるべく早く対処した方がよいでしょう。お墓に眠るご先祖様達は今後も私たちの人生よりも長く、そのお墓に眠っているのです。地震が来るたびに傾いたり倒壊を繰り返してはゆっくりしていられないでしょう。

これらも石材店で対応されていますから、一度相談してみましょう。破損してからでは面倒です。今のうちに対策をしてしまえば、ほとんどはこの先のことを考えなくて済むことでしょう。