お墓を建てるのにいくらかかるの?種類と様式と価格の事

墓石は家ほどではありませんが、安い買い物ではありません。安いものもあるかもしれませんが、その後欠陥が発覚する可能性だって否定できませんので、高品質なものを選んで欲しいものです。今の時代は様々なタイプのデザインがあったり、石材も豊富ですので、色々紹介していきます。

また、お墓の金額は墓石の金額ではありません。土地代、石材の金額、墓石周りの装飾などがかかります。トータルで言えば大体200~300万円ほどでしょう。大掛かりなお墓の場合は1000万円はかかるという話もよく聞きます。

1.土地代(永代使用料)はどれくらいかかるのでしょう。
これは地域によって変わってきますが、東京の港区にある有名な霊園ですとン百万円もかかると言われていますが、ごく一般的な範囲で高くない土地であれば、数十万円といったところでしょう。とはいっても、例えば東京23区内だったら、有名な地域でなくても100万円はかかると思っていた方がよさそうです。それ以外の千葉県、神奈川県、埼玉県などは数十万円とぐっと低くなります。

2.石にはどれくらいかかるのでしょう。
これももうご希望の石材やデザイン、大きさによると思いますが、一般的には数十万円程度です。ここで素材にこだわると数百万円にはなるでしょう。素材から何から拘れる時代ですから、どんなオーダーメイドも可能なのです。基本的には墓石には「既製品」というのは存在しません。各業者が1件1件丁寧に相談に応じてから造っています。

3.墓石周りの装飾や加工でいくらかかるのでしょう。
装飾とはお花立てや、外柵など墓石本体以外の部分を呼びますが、これもいくらでも拘ることが可能な部分なので、一言で○円とは言えるものではありません。これも数万円~数十万は最低でもかかりますが、彫刻や石材、範囲の大きい外柵となると数百万円はかかるでしょう。
また宗教によっては、例えばキリスト教の場合は墓石に十字架を彫る場合もありますから、加工代も少し追加になりそうですね。

4.霊園の場合は施設の使用料、管理料も
土地代と異なり、2、30万円がかかる霊園もあります。さらに事務所や管理人さんが常駐しているような霊園ですと管理費が年間で数万円かかります。高いと思われるかもしれませんが、管理人さんのいる霊園となると、常に清掃もしてくれて手入れが行き届いているのです。これを高いか安いかは利用を検討される方にもよりますね。
(余談かもしれませんが、新しい霊園ですと、お彼岸などの行事の期間には、お参りにくる子供に無料でお菓子の袋を配ったり、普段の日でも訪れる子供にアメを配る霊園もあります。ちょっと嬉しいサービスですね。)

いずれも拘らずに、昔ながらのお墓であれば安い金額で済みますが、拘れば拘るほど1件屋並みにかかりそうですね。例えるならば、まるで車や住宅を買う時のオプションのようなものです。拘って追加すればするほど金額が上がります。予算を決めた上で妥協する部分は出てくるでしょう。